塩の道資料館

塩の道(千国街道/ちくにかいどう、松本街道)は、新潟県側の糸魚川と松本を結ぶ全長30里(約120km)の道。砂丘の開けた糸魚川では、古くから製塩が行なわれており、千国街道を経て、越後から信濃へと塩や海産物などが運ばれました。千国街道を詳しく解説する歴史館が塩の道資料館です。

糸魚川を起点とする塩の道東側ルート沿いにある資料館

塩の道資料館が建つのは糸魚川シーサイドバレースキー場のある上根知地区。
塩の道は、東側ルート(糸魚川・大野・根知・大網)と西側ルート(青海、今井・小滝・山之坊)の2つのルートがありましたが、糸魚川の海岸線を走る加賀街道の新七(現・糸魚川市本町)を起点とする東側ルート途上に位置するのが根知地区です。

加賀街道の新七(現・糸魚川市本町)から長者ケ原遺跡・フォッサマグナミュージアムのある美山高原の西端を抜け、大糸線頸城大野駅の先で線路を渡って中山峠へ。
中山峠一帯は旧道が残り国の史跡となっています。

峠から根知川を渡って上流へと進むと山口関所跡で、塩の道資料館が建っています。
糸魚川市街の起点から忠実に塩の道(東側ルート)を塩の道資料館までトレースすれば、十数キロの行程で、たっぷり1日かかります。
塩の道資料館は健脚向けの大網峠越え(10km)の起点にもなっています。

往時に塩の道を旅した人は、生活物資を運ぶ牛方(うしかた)や馬子、歩荷(ぼっか)など。
平均50kgの生活物資などを担いで1日平均30km歩いたといわれています。
塩の道には、道型がU字型に掘り込まれていて、牛が道に沿って歩きやすくなっている「ウトウ」と呼ばれる場所も現存しています。

木造3階建ての古民家を移築した資料館では、荷運びの人夫であった歩荷に関する資料約850点のほか、当時の生活用品なども展示されています。

七夕縄飾りの風習
七夕縄飾りは江戸時代松本城下で、盛んに行なわれていましたが現在は廃れています。
その伝統と文化が塩の道で運ばれた根知谷には、塩の道沿いの集落、根小屋、東中、上野、山口、和泉で毎年7月7日〜8月7日の間、お嫁さん、お婿さん、荷担ぎの人形を、花嫁行列に見立てて飾る『七夕縄飾り』が行なわれ、最終日には、根知川河川敷で『七夕流し』も行なわれています。
根小屋地内の道路の上を横断するように飾られていますのでお見逃しなく。
 

塩の道資料館 DATA

名称 塩の道資料館/しおのみちしりょうかん
所在地 新潟県糸魚川市山口552
関連HP http://www.itoigawa-kanko.net/
電車・バスで JR小滝駅からタクシーで20分
ドライブで 北陸自動車道糸魚川ICから国道148号を白馬方面に6km走った根知谷入口交差点を左折、県道225号を5km
駐車場 10台/無料
問い合わせ TEL:025-558-2202

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